■第1ピリオド

兵庫が道原のジャンプショットで先制し、すぐにトヨタが速攻からギブソンのダンクで応酬。しかしその後はお互いに堅い守りで得点が止まる。開始3分を過ぎると兵庫はリズムに乗り始め、ディフェンスリバウンドを取って道原の連続得点でリードを広げる。トヨタはディフェンスが機能し始めると速攻からリッチーが連続得点するが、兵庫は細谷の3Pシュートなどでリードを広げる。

トヨタはタイムアウトを取るも立て直せず、逆に兵庫は根来の3Pシュートや松島のスティールから田村の速攻で加点し16-10とリードを保つ。外が入らないトヨタは目先を変え、菊池とリッチーがインサイドにアタックして、残り59秒に16-17と逆転する。しかし兵庫は田村のスティールから細谷が2本目の3Pシュートを入れて再逆転し、19-17の兵庫2点リードで終了。

■第2ピリオド

トヨタはギブソンのスティール、ポストムーブからの得点、ジャンプショットで21-21の同点に追いつく。兵庫は第1ピリオドからシュートがまったく入らないワシントンに変えてナイトを投入。するとそのナイトがペネトレイトから道原の3Pシュートをアシストし、自らも3Pシュートを決めて点差を広げる。さらに道原がトヨタ・宇都からオフェンスファウルを奪い一気に流れを引き寄せる。

オフィシャルタイムアウト明け、ディフェンスのプレッシャーが強くなったトヨタはオフェンスにもリズムが生まれてボールが良く回るようになる。しかしアウトサイドシュートが入らず、ギブスのつまらないファウルで流れを切ってしまう。残り3分14秒、ギブスを下げてタイムアウトを取ったトヨタはリッチーが6連続得点し、さらに菊池とギブソンのスティールからの速攻、ギブソンのインサイドで残り41秒に36-36に追いつく。兵庫はナイトのジャンプショットでリードを取り戻してトヨタのラストアタックを防ぎきり、38-36の兵庫2点リードで前半終了。

■第3ピリオド

トヨタが田中の5得点で早々に38-41と逆転する。ここからお互いにファウルが増えて点数が伸びなくなるが、兵庫・道原のジャンプショットを皮切りにお互いにシュートが良く入るようになる。トヨタがリードを保った展開が続くが、兵庫はインサイドのバッツが攻守で奮起し、トヨタからファウルを奪って得点を重ね、流れを引き寄せ1点差に迫る。

オフィシャルタイムアウト明け、兵庫は細谷のジャンプショットで47-46と逆転する。トヨタは板倉のゴール下などで再逆転するも、その板倉の連続ファウルで流れを切ってしまい、残り3分31秒に5ファウルに陥る。これを突きたい兵庫だったが、ワシントンが個人プレーでシュートを落とした上にオフェンスファウルを取られてしまう。しかし兵庫はワシントンに変わってバッツが入るとリズムが生まれ、バッツのインサイドと松島のスティールからの速攻、道原の3Pシュートで得点を重ね、56-52の兵庫4点リードでこのピリオドを終える。

■第4ピリオド

バッツとナイトのセットで入った兵庫は、ナイトがリッチーから連続でファウルを貰う。トヨタはリッチーに代えてギブスを投入。中盤に差し掛かると点の取り合いになり、トヨタは宇都の速攻などで追い上げるが、兵庫はバッツのインサイドや谷の3Pシュートでリードを保ち、守っては24秒守りきってトヨタに主導権を渡さない。トヨタはギブスの強引な突破で追いすがるが逆転には至らず、67-63の兵庫4点リードでオフィシャルタイムアウトへ。

オフィシャルタイムアウト明け、兵庫はワシントンの3Pシュートが落ちるも道原がオフェンスリバウンドをもぎ取る。ところが道原は、あろうことかベンチで立ち上がっていた田村にパスしてしまい、ターンノーバーになってしまう。

これで集中力が切れてしまった兵庫に対し、トヨタは田中が連続で3Pシュートを決め、さらに伊藤の3Pシュートで残り1分20秒に69-74と一気に突き放す。残り50秒、兵庫は谷がファウルで得たフリースローを3本とも決めて74-77と3点差に詰めるも、その谷が当たりの出始めたトヨタ・田中のディフェンスを外して3Pシュートを決められてしまい万事休す。最終的にはボールキープしたトヨタが74-81で勝利した。

2014年10/26(日)パナソニックアリーナ
PTS:リッチー19、田中16、道原18、バッツ13
REB:リッチー9、バッツ12
AST:伊藤5、バッツ4
BLK:ギブソン2
STL:ギブソン4