第1ピリオドから拮抗したこのゲーム、先に抜け出したのは和歌山。前半終了前から流れを引き、41-36の5点リードで前半終了。後半に入ると北海道は徹底してワトキンスのインサイドで攻撃。和歌山はこの日ブロックを何本も決めているパーカーがディフェンスファウルを連発して、5ファウルとなって流れを切ってしまい、北海道に逆転を許す。しかし和歌山は第4ピリオド残り1.4秒、川村が値千金の3ポイントシュートを決めて72-72の同点に追いつく。大歓声に包まれるノーリツアリーナ、すかさずタイムアウトを取る北海道。タイムアウト明け、桜井のスローインから再開。北海道はワトキンスと折茂をおとりにして、ぽっかりとフリーになった多嶋にパス。中務が反応したものの、残り1秒でフェダウェイ気味に放った多嶋のシュートはノータッチでリングをくぐり、72-74で北海道が勝利した。
PTS:ティルマン18、ワトキンス16、川村18
REV:ティルマン10、ワトキンス10、パーカー18
AST:桜井6
ゲーム序盤から両チーム共に高確率でシュートが決まり、めまぐるしく攻守が入れ替わる。しかし、第1ピリオド終盤からつくばのシュートが落ち始めると、ディフェンスリバウンドを制したトヨタが速攻で加点し、一気に突き放す。高い位置からプレッシャーをかけられたつくばは人数優位の速攻でも得点できず、ハーフコートオフェンスでも24秒をオーバーを取られる。点差が開きトヨタに慢心が見えミスが増えるとつくばも追い上げるが、1桁差以内にとらえるまでには至らない。つくばはせめてディフェンスからと高い位置から当たるものの詰めが甘く、ゾーンディフェンスもあっさり破られる。自力で勝るトヨタが容赦なくつくばを蹴散らし、71-105で勝利した。
PTS:リッチー28、ギブス18、河相23
REV:ギブス13、リッチー11、サンダース13
AST:菊池5
前半は拮抗しながらも三菱がリードして34-30の4点差のリードで終了。後半に入ると千葉が流れを引き寄せ逆転するが、第3ピリオド残り2秒、52-55の千葉3点リードの場面で、宮永がフリースロー3本のうち2本を落として追撃のチャンスを逃す。第4ピリオドに入ると、千葉には悲劇としか言いようがないジャッジに泣かされ、頼みのウィギンスがファウルアウトしてしまう。三菱はフリースローなどで追いつき逆転するが、千葉は残り1秒で小野がディフェンスを飛ばして放った3ポイントシュートが入り、73-73の同点となって延長戦へ突入。延長戦に入っても千葉はジャッジに泣かされるが、三菱伊藤がフリースローを連続で外したことで、なんとか望みをつなげる。フリースローで加点する三菱に対して我慢に我慢のバスケで同点に喰らいつく千葉だったが、五十嵐の3ポイントシュートの前についに力尽き、82-77で三菱が辛くも勝利した。
PTS:ロール17、朝山15、ケネディ20
REV:ロール15、ウィギンス11
その他の結果は以下のとおり。