いよいよ「ブザービート」も今日で最終話になりましたね。月9で一所懸命観たのって、「のだめカンタービレ」と「ビーチボーイズ」と「やまとなでしこ」くらいしかなかったんですが、今回は気合入れて観ましたよ。なんせバスケ選手のドラマですからね。
うちのカミさんと娘は「ナオキー」と騒いでましたが、僕はバスケのシーンをメインに観ていて、実は恋愛のストーリーはよくわかってないんですね。でも「タクマが出てる!」「宮永のパスやさしー!」「石田セリフもらってる!」など、違う意味で毎週楽しめました。終わっちゃうのが本当に残念です。
このドラマを制作するにあたって、プロデューサーさん(以下P)からJBLとbj-leagueに協力の依頼があったようで、二つのリーグから垣根を越えて選手たちが協力したということは、本当に画期的なことだったと思います。さらにドラマの内容も、主人公が格好良いだけで非現実的なもの(レーサーとかホッケー選手とか総理とか)と違って、サラリーのことなど現実的な面もきちんと入っていて好感が持てました。Pの日本のバスケに対する想いがうかがい知れたようなきがします。
選手の協力で思いだしたのですが、10年以上前に某人気番組の収録のお手伝いをしに行ったことがあります。バスケのシーンを撮影するので教えてほしいと要請を受けて、JBL(当時日本リーグ)の選手2人に手伝ってもらいましたが本当に大変でしたね。ひとつのコーナーを収録するだけで、夜の8時くらいから朝の4時くらいまでかかりました。演者もスタッフもエキストラも弱音を吐かずに、本当によくがんばるなあと感心させられました。
試合や練習のシーンの収録というのは中継と違って、最初からカット割りとカメラの位置が決まっていて、演者はそのとおりに動かなければならなりません。ゲームの流れの中で収録して後で編集しているわけではなく、ちゃんと動きと録り方が決まっていて、入念なカメラリハーサル(以下カメリハ)の後、本番収録となります。
私達がお手伝いさせていただいたときには一応の動きの流れは決まっていたので、後はそれを細かく調整するとか、カメリハで演者の代わりに演じるとかそういうことをやりましたが、「ブザービート」ではこの動きを一から考えて指導するのが、半田元選手の役目だったのではないかと思います。魅せる動きを考えて指導して収録してチェックして、と本当に大変だったと思いますし、選手達もシーズン前の忙しい時期に、よくがんばったなあと思います。
「いいドラマを作りたい」「日本のバスケを盛り上げたい」という二つの想いが詰まったこのドラマ、今日が最終会です。ぜひお見逃しなきように!
コメントを残す