9月10日に、甲子園球場で行われた阪神巨人戦を観戦してきました。

ご近所さんがグリーンシートを年間契約しているそうで、これまで何度かチケットを頂いていたのですが、自分が観戦できたのはこれが初めてでした。

甲子園球場は1988年のバービーボーイズのライブスタッフとして行った以来、26年ぶりのことです。あの時は、間違えて練習に来ていた掛布氏(当時選手)に通路で会ったことを覚えています。他にも練習日と間違えて来ていた選手が何人かいて、岡田氏、真弓氏といった歴代監督もおられたかもしれません。

球場に到着したのは20時前で試合開始には間に合わなかったのですが、中に入るとほぼ満員の観客とその歓声が目に耳に飛び込んできて、いやが上にもテンションが上がりました。

1-0で阪神リードでゲームは中盤、両チームともに先発投手の好投が続き、非常に見ごたえのある展開が続きました。ゲームが動いたのは7回表巨人の攻撃、粘った井端がそれまで無失点に抑えていた岩田からレフトへライナー性のホームランを叩き込み、巨人が1対1の同点に追いつきます。しかしこれは単発に終わり、岩田は続く菅野をセカンドゴロに打ち取って7回表を終了します。

7回裏、阪神ラッキーセブンの攻撃。しかし代打柴田は巨人菅野の速球に完全に振り遅れ、ファーストゴロに倒れてしまいます。続く代打の鶴岡もタイミングが合わずライトフライに倒れ、1番マートンが四球を選ぶも2番上本がセカンドフライに打ち取られて7回を無得点で終了。

8回表、巨人は長野がレフト前ヒットで出塁するとすぐさま代走の鈴木を送り込み、橋本の見事なバントで2塁に送ります。続く坂本の打席ではヒットエンドランを仕掛けて鳥谷のキャッチミスを誘い、1-2と勝ち越しに成功しました。阪神は高宮、安藤と継投してなんとか失点を1で乗り切りますが、9回表にも先頭打者を出塁させた巨人は犠牲フライで手堅く加点し、1-3と2点差に広げます。

巨人は9回裏にマシソンをマウンドに送ると、阪神は代打の坂が完全に振り遅れた上に見逃し三振。マシソンの速球を見てこりゃアカンわと判断した僕は、帰りの電車が混む前に帰ろうと早めに球場を後にしました。

ほぼ最後まで観戦して、野球というスポーツは監督の采配がこんなにも勝敗を左右するものだと思い知りました。先に動いた和田監督の采配が全て裏目に出たのに対し、原監督は数少ないチャンスを確実にものにして勝利を収めていて、地味なゲームでもきっちりと勝利する巨人というチームの強さを感じました。

スタジアムで観戦するのはテレビで野球中継を見るのとは全く違って楽しかったです。何よりうるさい実況や解説がないことが嬉しい。球場アナウンスや効果音も最低限に抑えられ、山場で盛り上がる大声援にに非常に興奮しました。また、グリーンシートだったからか客層も非常にマナーが良く感心しました。昔よく近鉄戦を見に行っていた藤井寺球場は結構えげつなかったので・・・

最近は野球もほとんど見ないので、どんな選手がいるかもよく分からないのですが、この日以降毎日結果が気になっちゃっているので、そのうち阪神ファンになっちゃうかもしれません。