bjリーグの開幕試合、大阪エヴェッサ vs ライジング福岡の試合をテレビで観戦しました。bjリーグはFIBAとルールもボールも違うので試合内容についてレポートすることはできませんが、以下に感想を書いてみます。
■ゲーム
このゲームは全体的に展開が早くシュートも高確率で決まっていたので、テレビ観戦でもとても楽しめました。チームプレーがあまり見られなかったのが僕としては少し残念でしたが、そういうものだと割り切って観る分には面白かったと思います。ブースターは僕よりももっと楽しめたでしょうね。ゲームは大阪が勝ちましたが、これはチームとしての経験の差によるものでしょう。
■プレーヤー
プレーヤーは2年前と変わらずほとんどが外国人選手でした。彼らは勇敢にゴールへアタックし、貪欲にルーズボールを追い、さすがプロ選手と唸らせるプレーを見せてくれました。しかし、日本人選手は一部を除いて出場の機会がほとんどなく、日本のプロリーグなのに日本人選手が試合に出れない状況ってどうなんだろうと思ってしまいました。
両チームを通じて印象に残った日本人プレーヤーは、昨年レッドファルコンズの騒動で涙を流したライジング福岡の川面です。僕は彼が松下電器に在籍していたときからそのプレーを見ていますが、現在もっともはつらつとプレーしているように見えます。また、試合終了1分前にに26点差をつけられていても、最後のブザーが鳴るまで果敢にゴールを狙いにいく姿勢に胸を打たれました。彼の姿勢はプロ選手の在り方を物語っていました。
■ライジング福岡
新規参入のチームですが、とても面白いチームだと思いました。214cmながらしなやかな動きのセネガル出身ドンゴ・ヌジャイ、ジョーダンを彷彿させるダブルクラッチを見せたジョシュ・ペッパーズ、チームをコントロールし自らも切れ込む川面、身体能力の高さを見せる加納、時々どっちがどっちかわからなくなる千々岩と仲西、経験豊富なHCカール・ジョン・ニューマンなど、個性のある選手とスタッフが揃っています。僕は大阪在住の人間ですが、今後の成長が非常に楽しみな福岡のファンになってしまいそうです。
■試合運営
試合運営に関してはちょっと言いたいことがあります。レフェリーの意思統一がなされなくて、試合が中断したりなかなかプレー再開しなかったという場面がありましたが、あれはやめてもらいたい。ファンもプレーヤーもしらけてしまって緊張感がなくなってしまいます。3年目の開幕戦でしかも生中継なので、試合前にしっかりとミーティングしてゲーム進行の妨げをしないようにしてほしいですね。
また、1Qにショットクロック残り5秒でスローインからパスを受けたヌジャイがダンクを決めたシーンがありましたが、時計はなぜか24秒に戻り、審判は24秒バイオレーションをコールするという、訳の分からないことが起こったシーンがありました。オフィシャルがショットクロックを戻してしまうというミスを犯したのですが、それなのになぜバイオレーションがコールされたのかよくわかりませんでした。カウントしてみると、ヌジャイは5秒以内にダンクしているのでバイオレーションではないと思うのですが、どうなんでしょうね。
■BS-FUJIの中継
実は今回これが一番言いたいことなのですが、中継の田淵裕章アナ、あなた本当にいい加減にしてもらいたい。徳島アジア大会の中継でも五十嵐と網野、竹内公輔と竹内譲次を何度も間違えるという失態をしていましたが、このbjリーグ開幕戦中継でもやらかしてくれましたね。「オールコートゾーンディフェンス」ってなんですか?オールコートで場所を守るのですか?福岡がやっていたのはプレスでしょう。もうちょっと勉強してきてください。
他にも選手の名前やファウルした選手を間違えたりもう散々でしたね。解説の河内さんが都度訂正してくださいましたが、試合中ずっとイライラムカムカさせられましたよ。BS-FUJI様、バスケットの中継は是非アジア大会で素晴らしい中継をした、森昭一郎アナでお願いします。もしくは実況ありと生音のみのDUAL-STEREO放送をしてください。
yahiro
オールコートのディフェンスについては、
マンツープレスでなければ、
ゾーンプレスなわけで、
「ゾーンディフェンス」と表現しても
あながち間違いではないような。
たしかに勉強してほしいのは
おっしゃるとおりと思います。
mera
初めてbjを見たのが先日のこの試合のTVでした。
川面も初めて見たのですが良い選手でしたね。
「五十嵐よりうまくない?」
と思いましたがそうですか、昔松下にいたんですか。
調べたら32歳なんですね。
でも確かに一番目立ってました。
jbリーグ面白かったです。
uhe
民放の若手アナなんて、そんなもん。
teddy
あの24秒は、「5秒残り」ですから「24=5」。「19」の表示が出た時点で「24-5-19=0」ですし、クロックの開始も遅れていたので、完全にバイオレーションです。
ルール上、クロックの誤りについては気付いた場合は審判は可能な限り修正することになっているので、間違った措置ではありません。