Q:本当は喜びの握手をしたかったのだけれども、残念な結果に終わりました。今の心境はいかがですか?
佐古:(少し間をおいて)まあ、すべてのゲームを終わって、まあ、結果は残念なんですけれど、まあ精一杯、やりました。はい。
Q:あのー若い、すばらしい選手があなたのリードの元に、いいプレーをしたことは事実だと思いますが、この辺はどうですか?
佐古:まあ・・・僕達がね、僕と折茂年長二人で引っ張ってきたチームなんですけど、僕らの力がまあ本当に至らなかったためにね、まあ、結果出せなかったんですけれども、若い選手達はまあ本当に精一杯やったと思いますし、まこれもまたある意味、現実ですから。こういう経験っていうもの、やっぱ彼らが上になっていったときに、必要になると思うので、まあ・・・精一杯やった中の、経験としては、まあいい経験を、出来たんじゃないかなと思いますし、僕達も、本当にこの半年間、若い選手と一緒にやってきて、本当にいい思いしましたんで、本当にいい経験僕らもしましたし、最高のチームでした。
Q:あのー、結果は出なかったけれども、私も本当にいいチームだったと思います。ただあの、ターゲットがね、今日のカタールにしてもそうですし、カザフスタンもそうだと思うんだけれども、アジアの中でのターゲットを、こう広げていかなければいけないような、そういう感じってやっぱりありました?
佐古:そうですね。やっぱ中近東あと中央アジア、やっぱ幅広く力をつけてきてるんで、僕達が若かった世代と、また東アジアで戦ってる感じとまた違いますから、そういう意味ではいろんなチームとのやっぱこの経験っていうのを、やっぱりいろいろ情報、データ、いろんなものを収集して、日本はやっぱすべてのチームと闘わなければならない、この中でやっぱもう少しタフさを身に付けないと、結果は出せないんだなとは、思いました。はい。
Q:タフネスねー。でもタフネスということで言えば、佐古さんはね、だって大学3年のときから全日本に入って、ずいぶん長いこと。僕はまだあなたのプレーはこれからも、続くということはもちろん期待してますけれども、でも随分長いことがんばりましたね。
佐古:そうですね、まあ本当に、ナショナルチームに最初に入ってから15年ですか、まあ本当にこの年になってまたこういうチャンスが、で、この半年間っていうのは自分にとってもやっぱ凄い挑戦でしたし、まだまだこういう挑戦を続けて、やっぱこの年になっても進歩することはまだまだあるなと、すごい感じましたね。
Q:若い人に望みは託せますか?
佐古:(大きく頷いて)もう託せますね。はい。僕らの仕事はやり終えたと思います。
Q:あの、バスケットのファンが随分皆さんを応援してくれたと思いますが、このことについて一言伺いましょうか。
佐古:いやー本当にこれだけのファンの方が、応援してもらってる中で、自分達が結果出せないっていう、やっぱそういうもどかしさもあったんですけれども、やっぱファンのみんなの声援があってこその僕たちなので、これからもずっと応援し続けて欲しいですね。まあオリンピックは今回が終わりじゃないので、まだまだ先が続きますから、今からスーパースターいっぱいどんどん出てくると思いますので、まあファンの力でまたスーパースターをどんどん作ってもらいたいと思います。
Q:どうもお疲れ様でした。本当にありがとうございました。
佐古:ありがとうございました。
求められて代表入りし、代表引退宣言して退くということは誰でも出来ることではありません。そういった意味でも彼は実力者であるだけでなく、幸せなプレーヤーであると言えるかもしれません。