■GAME1
序盤は東芝のペースでゲームが進む。三菱は伊藤が攻守で体を張ったプレーを見せるとリズムを掴み、五十嵐の連続得点で逆転する。東芝はガード陣がディフェンスのプレスを強め、スティールやルーズボール争いからボールを奪って速攻で得点する。第2ピリオドに入ると両チーム得点が伸びなくなるが、東芝はママドゥ、鎌田の二人のリバウンダーを投入するとボーズマンが暴れまわり、個人技やファウルを貰ってのフリースローで加点して点差を広げる。対する三菱は五十嵐の3連続3Pシュートで逆転し、41-42の三菱1点リードで前半終了。
後半に入ると、東芝がコートを広く使った波状攻撃であっという間に逆転する。ハーフコートオフェンスが機能しない三菱は東芝のディフェンスの前に手詰まりになり、パスミスやスティールでターンノーバーを積み上げ、一時は15点差をつけられる。それでもウンバイとロールの得点で差を詰める三菱だったが、同時にファウルが増えて流れを引き寄せられない。三菱はディフェンスからリズムを掴もうとするも、逆にプレッシャーを強めた東芝ディフェンスの前にターンノーバーとファウルを連発してしまう。三菱はそれでもロールが孤軍奮闘するが、東芝はパスを狙っていたママドゥがスティールし、攻撃の芽を摘む。終盤に完全に集中力の切れた三菱は、さらにファウルとターンノーバーを重ね、自滅同然に敗北した。
PTS:ファジーカス26、ボーズマン18、ロール31
REB:ファジーカス16、湊谷10
AST:五十嵐7
■GAME2
第1ピリオドから東芝がペースを掴み、ファジーカスの14得点などで三菱に20点差をつける。第2ピリオドに入ると三菱は内外バランスよく得点し、その流れで第3ピリオドには7点差まで迫る。しかし東芝は、ついに本気を見せ始めたボーズマンが得点にアシストに活躍し、ファジーカスの活躍と合わせて72-50の22点差で第3ピリオドを終える。第4ピリオドになると三菱は、柏倉が立て続けに4ファウルするなどして流れをつかめない。さらに三菱は、ディフェンスは後手になりオフェンスは行き当たりばったりになって差を詰めれず、前日同様最後には完全に集中力が切れてしまい87-69で東芝が勝利した。
PTS:ファジーカス30、ボーズマン19、ロール18、朝山17
REB:ファジーカス13、ロール14
AST:ボーズマン4
その他の結果は以下のとおり。