■ 第1ピリオド

序盤、アウトサイドが入らない西宮に対して、東芝はディフェンスリバウンドを取って速攻からの速い攻撃で点を重ねる。

西宮は188cmのフォワード中務が、東芝の198cmのセンター永吉をぴったりとマークしてインサイド攻撃を封じ込める。これに対し東芝は、ファジーカスが外からのアタックで得点を重ねる。


とにかくアウトサイドシュートが入らない西宮だったが、このチャンスに東芝もターンノーバーやミスショットを出して点差を開くことができない。

終盤、東芝はママドゥを投入するとインサイドが厚くなり点差が開き始める。西宮も負けじと畠山が篠山との1on1からブザービータースリーを決めて、12-17の5点差として終了。

■ 第2ピリオド

東芝は開始早々、長谷川の連続得点で12-22と点差を2桁に広げる。西宮は畠山がドライブで積極的にアタックすると、ようやくボールが回り始め、アウトサイドシュートも入るようになる。

中盤、東芝は動きの重い篠山に代えて藤井を投入するも、長谷川との息が合わずにターンノーバーを出してしまう。西宮はこのチャンスから中務がきっちりとスリーを沈め、残り5分49秒、22-22と同点に追いつく。ここで東芝がタイムアウトを要求。

タイムアウト明け、東芝はファジーカスのスリーで22-25とするが後が続かない。対する西宮は速攻からのアリウープ、ガードナーのスリーで残り3分39秒に29-25とリードを広げると、東芝は2回目のタイムアウトを要求。

タイムアウト明け、ルーキー野本がリバウンドに奮闘する東芝は、ブッチのスリーとリバウンドショットで29-30と逆転。西宮も根来が大西との1on1からジャンプショットを決めて31-30と再逆転し、前半を終了した。

■ 第3ピリオド

ハーフタイム中、東芝はキャプテン篠山がチーム全員を集めて活を入れ、後半が始まると自らも大きな声を出して畠山にプレッシャーをかける。

両チーム共にアップテンポになった展開で西宮は、ガードナーがスリー2本を含む10連続得点し、開始3分で41-32と点差を9に広げ、波に乗る。

タイムアウトを取った東芝はディフェンスのプレッシャーを強め、トラジションの速い攻撃から辻のスリー、ファジーカスのジャンプショットで41-39と2点差に詰める。

さらに東芝は、ファジーカスがリバウンドからの速攻でダンクを叩きこんで残り3分19秒に41-41の同点に追いつき、ブレイクから辻のジャンプショットで41-43と逆転する。完全に東芝を乗せてしまった西宮は、ようやくここでタイムアウトを要求。




しかし流れは変わらず、東芝は西宮の2本のターンノーバーをいずれも得点に繋げて点差を広げる。西宮はガードナーと畠山が奮闘して喰らいつき、45-47の2点差でこのピリオドを終える。

■ 第4ピリオド

アーリーオフェンスからママドゥ、篠山が得点を重ねる東芝に対し、西宮は攻撃の糸口が見つからず、ガードナーの得点しか決まらなくなってしまう。

オフィシャルタイムアウトが明けると東芝は、ブッチとファジーカスのツインタワーをコートに据え、ディフェンスではこの日初めてのゾーンを敷く。するとこれに面喰った西宮は連続でターンノーバーを出してブレイクを許し、50-59と点差を広げられてしまう。



それでもタイムアウトを取らない西宮に対し、東芝は長谷川がスリーを沈め、残り2分48秒に52-62と点差を2桁にする。ここでやっとタイムアウトを取った西宮だが攻め手が見つからず、24秒バイオレーションを取られてしまう。

西宮は残り2分を切って前から当たるもボールを奪えず、楽々とゴール下にパスを通されて連続得点される。最終的には57-68で東芝が勝利した。


2015 10/24(土)神戸市立中央体育館
PTS:ガードナー35、ファジーカス24、辻10、ブッチ10、長谷川10
REB:ファジーカス14、ガードナー9
AST:辻5
STL:長谷川4、梁川3