2ゲーム目前半、両チーム共に互いに堅いディフェンスで得点できない。和歌山は青野がコートに出ると、エドワーズから連続でファウルを取り、コートから追い出す。
後半、アイシンはアウトサイドのマークと、インサイドのディフェンス収縮を徹底。和歌山は外から打てず、ゴール下に攻め込んでもシュートできなくて、パスアウトするも外が入らない。苛立ちの見える和歌山に対し、アイシンは柏木と金丸の3ポイントや桜木とヤングの合わせなど、多彩な攻撃でじわじわと点差を広げる。アイシンは一時、微妙なファウル判定でリズムを崩しかけるも、すぐに落ち着きを取り戻す。
和歌山は第4ピリオド、リカートを下げて青野を入れるとスペースができて、ボールと選手の動きが良くなり、シュートが入り始めて逆転に成功。アイシンはたまらず市岡を下げて桜木をコートに戻す。なおも和歌山の勢いは止まらず65-71の和歌山6点リード、このまま和歌山が押し切るかと思われた残り5分8秒、アイシンがタイムアウトを取る。
タイムアウト明け、アイシンは徹底的に桜木のアイソレーションで攻める。桜木はまずパーカーからファウルを奪ってフリースローを2本入れ、次にディフェンスが緩くなったパーカーからフックショットを決める。さらに、比江島からのリターンパスをダンクで捻じ込んで同点に追いつき、バスケットカウントとフリースローを入れて9連続得点し、74-71と一人で逆転に成功してしまう。
和歌山は残り2分24秒になって、ジェリコHCがやっと桜木のマークマンを青野に変える指示を出す。一度はブロックショットに成功するも、パーカーにディフェンスが戻ったとたんに桜木にジャンプショットを決められて、点差を広げられてしまう。最後に和歌山はファウルゲームに出るが、きっちりゲームコントロールしたアイシンが82-73で逃げ切った
その他の結果は以下のとおり。