およそ16年ぶりの東芝のホームゲーム観戦でした。とどろきアリーナへは初めて行ったのですが、武蔵中原駅から歩いて行ったところ迷った挙句30分ほどかかってしまい、歩いて行ったことを心から後悔しました。スタジアムは建ってから20年以上経っているとは思えないほどきれいでしたね。ただ、フロアはずるずる滑るようで、選手たちは何度もシューズの裏を手で拭いていました。
ゲームの方は、東芝のホームゲームながら日立が2連勝しました。東芝はママドゥ選手が足の怪我で戦線離脱し、加えて2ゲーム目からはモス選手も離脱してしまいました。ママドゥ選手は実質東芝の影の司令塔であったので、この損失は大きかったですね。今シーズンの東芝は、アグレッシブなディフェンスからリバウンドを取り、早い攻撃で相手チームを圧倒していたのですが、ママドゥ選手が抜けたことでこれができなくなり、1ゲーム目はまるで昨シーズンのチームに戻ってしまったかのようでした。2ゲーム目は北HCの気合注入に選手が応えたゲームをして、あわやファウルゲーム成功かというところまで持ち込んだのですが、最後の最後で栗原選手がスリップしてしまい及ばずでした。
対する日立は、ジャイ・ルイス選手を早々にカットして獲得したダレン・フェン選手が、外も中もこなしていい働きをしていました。また、柏倉選手と渡邊選手といったベテランが上手くゲームをコントロールしていたことも、勝因の一つになったのではないかと思います。特に渡邊選手は菊池選手と接触して目の上を切りながらも要所で3Pを確実に入れ、2ゲーム目のファウルゲーム以降ではフリースローを5本入れて東芝の追撃を許しませんでした。
しかしそれよりも強く感じたのが竹内選手の成長です。前に日立のゲームを見たのは前々シーズンだったのですが、その時は孤軍奮闘するも空回りしている印象がありました。そのうちに彼は日立を出るのではないか、とさえ思っていました。しかしこの2ゲームでは、攻守に渡って相手チームの脅威にるだけでなく、チームプレーヤーとしても活躍していました。竹内選手がうまく機能しだしたのは佐藤が引退したからかな?と感じたのですが、それは気のせいでしょうか。
プレーオフ争いをすることになるであろう両チームのゲームは、お互いに負けられないはずなので、今後も白熱したものになると思われて楽しみです。