NBLのゲームはホーム&アウェイ方式で行われるのですが、ホームの応援が凄いところは明らかにアウェイのチームにプレッシャーを与えていると感じます。

特にリンク栃木ブレックスのホームゲームの応援は凄いです。どのような場面であろうと、栃木の選手がシュートを1本入れるだけで怒涛のような歓声が上がります。栃木が圧倒的な劣勢でも、応援の声に後押しされてゲームをひっくり返すのではないかと思うと、中継を観ていていつも最後まで目が離せません。

声援はゲームの雰囲気を変えることができます。たとえ大きくリードされても、ベンチから声を出してコート上のチームメイトを勇気付けてあげましょう。たとえミスしても「ナイストライ!」「ドンマイドンマイ!」などとポジティブな言葉をかけてあげましょう。そうすることで失敗を恐れずに相手に立ち向かう勇気が湧いてきます。

相手チームにしてみれば、リードしていても押されているような気分になり、嫌な感じになるかもしれません。そうなったらしめたものです。さらに大きな声でチームメイトを応援して、絶対に勝つんだという気持ちを見せつけてやりましょう。

声を出すことが大切なのはコート上の選手も同じです。ボールマンをマークするときは「ボール!」と声を出すだけでは普通です。「ボール!ボール!ボール!」と声を出しながらプレッシャーを与えましょう。ボールマンがドリブルを止めたらすかさず、「止まった!」と大きな声を出してプレスしましょう。

ボールを要求するときも大きな声で何度も「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」と叫びましょう。チームメイトのマークマンの意識をこちらに引き付けることができるかもしれません。タフショットを決めたら「うおー!」と雄たけびを上げるのもアリです。とにかく盛り上がった者勝ちです。

後半開始早々に7連続得点して逆転し雄たけびを上げる東芝レッドサンダース・バード選手(日本リーグ1999-2000シーズンファイナル 代々木第二体育館)

後半開始早々に7連続得点して逆転に成功し、雄たけびを上げる東芝レッドサンダース・バード選手。(日本リーグ1999-2000シーズンファイナル 代々木第二体育館)

声を出すのが恥ずかしい?何言ってるの、僕は国際試合をいくつも間近で観戦してきましたが、代表選手はみんな大きな声を出していましたよ。恥ずかしがって負けるくらいなら、恥ずかしい思いをしてでも勝ちましょう。それが勝負の世界ってもんです。

男女で優勝を決め観客を盛り上げる女子オーストラリア代表選手(2001年東アジア大会 舞洲アリーナ)

男女で優勝を決め観客を盛り上げる女子オーストラリア代表選手(2001年東アジア大会 舞洲アリーナ)