第1ピリオド
日立ボールでスタート。両チームともディフェンスが固く得点が全く決まらない。残り8分8秒、東芝ファジーカスが個人技でようやく初得点が決まる。対する日立は、竹内のディフェンスリバウンドから速攻を出し、スミスがゴール下を捻じ込む。
日立はインサイドのファジーカスに対して激しくディフェンスするが、東芝はアウトサイドの辻が3Pを入れて、残り5分12秒には10-8と逆転する。両チームともにディフェンスが激しく、ターンノーバーを犯すなどこう着状態になる。残り16秒、日立の5ファウルで得たフリースローをファジーカスが2本決めて20-19と東芝が3点リードするが、日立は西村がボールキープした後、スミスがハイポストからジャンプショットを決めて20-19で終了。
第2ピリオド
第1ピリオドと同様、両チームともに激しいディフェンスで得点を与えない。残り9分10秒、東芝はファジーカスがこの日2本目の3Pを沈めて23-19とする。前日の反省からかディフェンスを強化した東芝は、篠山が2本スティールを決めるなど日立の攻撃を封じ込めるが、対する日立も菊池のゴール下を小林が飛び込みブロックするなど、点差を広げさせない。
日立は我慢強くディフェンスし、残り6分40秒に26-26と同点に追いつく。タイムアウトを取った東芝はボール回しが速くなり、隙をついた菊池のドライブからのレイアップで28-26と逆転するが、直後に栗原と勝又がボールのないところでファウルを合計3つ犯し、残り5分49秒には日立に5ファウルのフリースローを与えてしまう。日立は一時逆転に成功するが、東芝ファジーカスが約3分半で17得点し、47-39の東芝8点リードで前半終了。ファジーカスは前半だけで33得点。
第3ピリオド
後半は日立スミスによるインサイドでの得点からスタート。日立はシュートこそ入らないものの素早いボール回しから揺さぶりをかけ、東芝はファウルやターンノーバーを重ねてしまう。後半全く得点のない東芝に対し、日立は残り7分28秒にはスミスのシュートで47-45の2点差まで詰め寄る。
集中力の切れた東芝はファジーカスのスローインに篠山の反応が遅れ、スティールしようとした柏倉に篠山がぶつかってしまいファウルを取られる。(ここでなぜか記録には、ファジーカスのターンノーバーと柏倉のスティールがついている)。残り7分28秒、東芝はたまらずタイムアウトを要求。ボール回しのテンポが良くなった東芝は、ファジーカスのインサイドで得点するが、日立は竹内のインサイドアウトから小林の3Pで喰らいつく。
東芝ファジーカスと辻のシュートが落ち始めると、日立はすかさず小林がロング3Pを沈め、残り3分41秒には51-57と差を6点に広げる。ここからお互いに点の取り合いになり、残り1分21秒、東芝は篠山のスティールから得たチャンスをファジーカスが決めて、58-61と3点差にする(このスティールは記録されていない)が、日立は残り47秒、酒井が落としたシュートをスミスがチップインして58-63とし、そのまま終了。
第4ピリオド
日立はここまでで42得点の東芝ファジーカスをダブルチームに抑え込む。日立は竹内に代わって入ったルーキー満原がよく動いてチャンスを作り、フェンのシュートに繋げて残り8分28秒には60-65と再び5点差にする。
すかさず東芝の北HCは桑原に代えて加々美をコートに入れ、満原を封じ込める作戦に出る。東芝は山下の頭脳プレーやファジーカスのゴール下、菊池と辻の積極的なプレーで残り5分32に秒には日立を5ファウルに追い込む。日立はたまらずタイムアウトを要求。タイムアウト明け、東芝は辻のフリースローで66-66の同点に追いつく。
しかしその後お互いに攻め手を欠き、シュートまで持っていくことができないまま時間が過ぎていく。残り3分59秒、東芝山下が一瞬の隙をついてスペースに走り込みレイアップシュートを狙うが、竹内のブロックを意識してか外してしまう。お互いに慎重になりすぎてかシュートが入らない時間が続くが、残り3分31秒、日立の渡邊がもぎ取ったディフェンスリバウンドをそのまま一人でフロントコートまで運び、竹内のスクリーンを使ってレイアップシュートを決め、66-68と再び日立が逆転する。ここで東芝がタイムアウトを要求。
タイムアウト明け同点に追いつきたい東芝だが、バイオレーションやファウルを取られて差を詰めれない。残り42秒、日立西村がフリースローを入れて66-72の6点差となったところで、東芝が最後のタイムアウトを取る。残り24秒、東芝篠山が3Pのこぼれ球をレイアップでねじ込んだところからファウルゲームへ。
渡邉が確実にフリースローを決める日立に対し東芝は残り16秒、辻が難しい体勢から3Pを入れて73-75とする。さらに渡邉がフロースローで加点した日立に対し、東芝は残り9秒、フロントコートまでボールを運んだ山下がそのまま3Pをねじ込んで76-77の1点差に詰め寄る。スローインからボールを受けた日立西村がファウルを受けて転倒し、日立はタイムアウトを要求。
残り6秒タイムアウト明け、西村に代わって入った鹿野がフリースローを打ち、1本決めたものの2本目を外してしまう。東芝ファジーカスがリバウンドを取り篠山にパスアウト。前を走る栗原にボールが渡りレイアップシュート体勢に入るが、足を滑らせてバランスを崩してしまう。それでもシュートに行こうとするが、後ろから竹内がブロック。残り約1秒、ボールがラインを切って審判が笛を吹いたものの時計は止まらずそのままゲームセット。
3/3に続く
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