日本快勝!1次予選突破おめでとうございます。
などと浮かれている暇はありません。次は2次予選ラウンド、問題はここからです。ここで上位2チームに入らないと決勝トーナメントまでいけません。なんて長い戦いなんだ・・・
さて、その2次予選ラウンドですが、カザフスタン、韓国、ヨルダンとなかなかの強豪が揃ってしまいました。今日から始まる2次予選を前に各チームの分析をしてみたいと思います。
まず初戦のカザフスタン。17歳、18歳の選手や20代前半の選手が殆どで、30代の選手は二人しかいません。若い、しかもでかい。でかいだけでなくてポノマレフのように外からバカスカ打って来る選手もいるので、マッチアップする選手は気をつけなければいけません。でかい選手にはでかい選手、なんてことをやってしまうとボコボコにされるでしょう。また、若いチームだけに乗せると怖いので、早めに芽を摘んでおきたいところです。リバウンドもしっかり取ってきますので、サボらずにボックスアウトしないといけません。
しかし弱点もあります。それはディフェンスがあまり上手くないこと。早くてトリッキーな動きをする選手には対応できずにファウルの山を築いてくれます。カタール戦では前半早々にポノマレフが4ファウルで交代してしまいましたが、これが敗因のひとつだったと思われます。今大会の審判はあまりオフェンスファウルは取らないようなので、日本は高さを気にせずガンガン攻めてほしいですね。
次に韓国。これは会場が別で試合をまったく見ていないのでわかりません。ハ・スンジンという223cmのでかい選手と、サンドリン・ダニエル・ロバートという、どっからどう見ても帰化選手が要注意のようですね。しかしこの二人は予選でまったく3Pを打っていないので、ゴール下さえしっかりやればある程度守りやすいかもしれません。
もしかしたら1次ラウンドでは3Pを隠していたのでは、という考え方もありますが、1次ラウンドでは一度もアスティ徳島の会場で試合をしていないので、韓国選手はゴールの距離感を掴むことが難しいものと思われます。ですからこの2次ラウンドでは始めのうちはシュートが落ちやすいのではないでしょうか。それを目論んだ会場設定だった、かどうかはここでは考えないことにしましょう。
最後にヨルダン。中国戦であの2軍相手に大差で勝てないのですから大したことはないでしょう。イラン相手には僅差で負けましたがこれも自滅。日本はいつもどおりのプレーをしていれば勝てる相手です。だからと言って、集中力を切らして散漫なプレーをしたり、ファウルトラブルに陥ることだけは避けたいものです。
集中力と言えばこんな話があります。以前東芝の試合を観に行った後に、当時東芝でプレーしていたトム・ホーバスという選手と話をしました。その中で、「今日は集中力がなかったねえ」というと、「40分間集中していられるチームは無い。集中力が切れたらタイムアウトを取る、などするのはベンチの仕事だよ」という返事が返ってきました。なるほど。だから昨日の試合でも3Q終わりから佐古が出てきたのですね。日本ベンチグッジョブですな。
柏木と公輔の怪我が心配ですが、落ち着いてプレーして、一つ一つ勝利を重ねていってもらいたいと思います。今日は仕事なので速報も出来ませんが、会社で仕事してる振りをしながらテレビをチラ見応援します。


http://snowcager.exblog.jp/ より転載