■ 1Q

序盤、両チームともにテンポよくオフェンスを展開する。サイモンがインサイドをしっかりと守る京都に対し、川崎は篠山と辻がファジーカスとのピックプレーやミドルショットで得点する。

守っても川崎はマブンガとサイモンの2メンプレーを読み、スティールから速攻でファジーカスがレイアップを決める。

京都はマブンガの2本の3Pシュート等でリードするが、チームオフェンスが上手くいかずシュートは落ち、連続でターンノーバーを出して川崎に速攻を許してしまう。

オフェンスが機能しない京都はディフェンスで踏ん張る。マクリンをサイモンが、ファジーカスをマブンガが守りインサイドで仕事をさせない。

さらにマブンガは、ボール運びでマクリンに接触してファウルを得る。これに納得のいかないマクリンは不満を募らせ始める。

終盤になり川崎がバンバと林を投入すると、京都はインサイドへのアタックを開始。サイモンがバスケットカウントを得てAND1を決め、マブンガもドライブを仕掛ける。

しかしマブンガのドライブはターンノーバーに終わり、林にボールを奪われる。審判に抗議するマブンガ。それを尻目にサイモンが猛ダッシュで林を追いかけブロックショット。川崎の追加点はならず、15-20の川崎5点リードで1Qを終える。

■ 2Q

ファジーカスを下げ、篠山、藤井、林、バンバ、マクリンの布陣で入った川崎だが、セットオフェンスの意識が合わずターンノーバーになる。バンバと林の消極的なプレーに怒りを隠しきれない北HCは、林に代えて増田を投入する。

川崎のリズムが崩れるのを見て、京都・マブンガが攻撃を仕掛ける。ポストムーブでバンバに手を出させ、マッチアップが変わった増田からもファウルを奪う。

中盤に入ると川崎はファジーカスに続けて辻を投入。篠山とマクリンのピックプレーに、さらに辻がアップスクリーンをかけて篠山のレイアップを助ける。

伊藤のゲームメイクが上手くいかない京都だったが、ベテラン岡田がインバウンズから得意の3Pシュートを決めると、川崎のターンノーバーから晴山が3Pシュートを決め、一気に25-26と1点差に迫る。ここでオフィシャルタイムアウトに突入。

オフィシャルタイムアウト明け、京都のゾーンディフェンスに苦しめられる川崎だったが、ファジーカスの3Pシュートやバンクショット、マクリンのプットバックで加点し、25-33の8点リードに広げる。残り3分7秒、京都がタイムアウトを要求する。

タイムアウト明け、京都は外のシュートが落ちるが、サイモンがリバウンドをもぎ取りオフェンスにつなげ、マブンガが長谷川に仕掛けてファウルを得る。

徹底してテイクファイルを狙うマブンガは、ファウルがコールされないと怒りを露にし、テクニカルファウルの警告を受ける。

終盤、タイムアウトを取った川崎はマクリンとファジーカスの合わせを狙うもサイモンに守り切られてしまう。京都は終了間際にマブンガがロングスリーを決めて32-33と1点差に迫り、前半を終了する。