■GAME1
第1ピリオド、和歌山はパーカーのゴール下やジャンプショット、広いボール回しからの中務の3Pシュートで得点。東芝はファジーカスのジャンプショット、辻の連続3Pシュートなどでリードする。中盤に入ると和歌山は、東芝の厳しいディフェンスの前にシュートを落とし、ターンノーバーやファウルで悪循環に陥る。どこか散漫なオフェンスの和歌山に対し、東芝はしっかり守ってリバウンドを取り、速攻からファジーカスとボーズマンが連続でアリウープを決める。
残り4分7秒、9-20となったところで和歌山がタイムアウト。タイムアウト明け、川村のペネトレイトからのアシストでリズムを掴むかに見えた和歌山だったが、リカートがトラベリングやオフェンスファウルで流れを切ってしまう。さらに終盤には14秒を守り切られ、14-27の東芝3点リードで終了。
第2ピリオド、ディフェンスのプレッシャーを強めた和歌山は、東芝にタフショットを打たせるがリバウンドを取ることができない。東芝はこの日好調のボーズマンが、攻めてはファウルを貰ってフリースローを決め、守ってはスペースを潰して和歌山のターンノーバーを誘発する。さらに東芝は青野をダブルチーム、トリプルチームで封じ込んで思うようにオフェンスさせない。
和歌山のディフェンスが緩くなったところで、東芝は栗原がダブルクラッチで青野とパーカーをかわしてバックレイアップを入れて22-37とし、オフィシャルタイムアウトへ。タイムアウト明け和歌山は、川村へのディフェンスが甘くなったところでパーカーとのホットラインが繋がり、アシストが決まる。しかし青野が完全に抑え込まれてしまい、リカートと根来のオプションに変えても点差を詰めることができず、29-47の18点差で前半を終える。
第3ピリオド、動きにアグレッシブさが戻った和歌山は、パーカーのオフェンスリバウンドからのゴール下、速攻からのリカートのバスケットカウントなどで追撃。さらに東芝の速攻からの栗原のレイアップを、ハリーバックしたパーカーが叩き落として会場を盛り上げる。流れを持って行かれそうになった東芝だが、ベテラン大西がここで活躍。リカートとパーカーをかわして連続得点し、残り6分に38-64と点差を再び16に広げて、再び流れを引き戻す。
ところが中盤になると突然レフェリーの笛が軽くなり、篠山と大西が立て続けにファウルを取られて和歌山にフリースローを与えてしまう。後半に差し掛かると両チーム共に得点が止まり、和歌山がタイムアウトを要求。タイムアウト明け、和歌山はパーカーが連続でファウルを貰ってフリースローで加点。しかしラスト8秒の攻撃において、ボールの無いところでパーカーが栗原を掻いて倒し、チャンスを潰してしまう。50-63の東芝13点リードでこのピリオド終了。
第4ピリオド、東芝はディフェンスのローテーションが機能し、山下がスティールにリバウンドに奮闘して和歌山の攻撃の芽を摘む。木下を休ませて川村がコントロールする和歌山は、スローダウンした展開でインサイド勝負に持ち込む。東芝はこれに付き合ってしまい、和歌山の体力を削ることなくインサイドで青野やパーカーに得点を許し、残り5分13秒に58-67の一桁台に縮められる。
オフィシャルタイムアウト明け東芝は、セットプレーから辻がファジーカスとママドゥにアシストして58-71の13点差に戻す。このピリオド終盤になると、お互いにファウルが増えゲームが切れがちになり、点差も縮まらないまま時間が過ぎてゆく。意地を見せる和歌山は、川村のステップインからのレイアップ、木下の3Pシュートで得点するが、東芝も辻のアシストからママドゥが得点して一歩も引かない。最終的には69-83て東芝が勝利した。
PTS:ファジーカス24、辻21、ボーズマン19、パーカー20
REB:ファジーカス11、パーカー12、リカート10
AST:辻7、川村4
GAME2に続く
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