待ちに待ったNBL開幕ということで、NBL-TVでほとんどのゲームを観戦した。しかしながら、運営、特にネット運営に関することで酷い部分が多く、ものすごく頭にきたので書いてみる。
■露呈した準備不足と間違ったベクトル
まずは、オフィシャルWEBサイトのトップページから。JBLではその日に行われるゲームに関する情報がメインでデザインされていたのだが、ゲームに関することはページの上部に少しあるだけで、あとはどうでもいいFLASHやNEWSが大きく幅をきかせていて、鬱陶しいことこの上ない。
NBL-TVにログインして視聴ゲームを選ぶと、画面の下部にPLAY-BY-PLAYの情報が表示される。が、試合中はゲームの映像を最大化していて見ることはないので、後で試合結果から確認しようとしたが、どこを探しても見つからない。
やっとINSIDE NBLのページで発見し、ボタンをクリックすると、なんと有料会員登録のページに飛ばされる。PLAY-BY-PLAYはJBLの時には無料で見れたというのに、なんでサービス内容がレベルダウンしているのか。ふざけるなと言いたい。
翌朝BOX-SCOREを見ると、全チーム共にトータルリバウンド数がゼロになっており、ピリオドごとで表示させるとnull表示になっていた。よくもまあ、こんな不具合を一晩も放っておいたものだ。おまけに、外国人選手のファーストネームとファミリーネームがぐちゃぐちゃになっているが、正しく登録されているのか不安になる。
熊本VS和歌山のゲームを見ようとリンクをクリックしたところ、何度やっても千葉VS日立のゲームが表示され、開始10分前くらいにやっと修正された。また、試合日程のページからどのゲームのLIVEボタンをクリックしても”表示できません”のエラーが出たが、リンク先がVODになってたのだろうか。
配信される映像はお世辞にもきれいな画質とは言えず、ゲーム終盤には10秒以上フリーズすることも多々あった。プレシーズンマッチの映像では、選手がレゴブロックみたいにガタガタになって、目が疲れて見ていられなかった。
開幕して良くわかったのは、NBLのWEBサイトはファンが求める情報がメインでデザインされていないということと、しっかりテストするなど入念に準備していなかったこと。NBLはファンが何を求めているのか全く分かっていないのだろう。これでよくバスケをメジャーにとか言えたもんだ。
■オフィシャルWEBサイトはリーグの顔
4月にJBAのサイトに掲載されたNBLスタッフ募集のお知らせには、こう書いてあった。
今年9月に開幕する日本バスケットボール界の新たなトップリーグ・NBL(National Basketball League)では、2015年から計画されているリーグのフルモデルチェンジに向けて、スポンサー企業など支援いただく企業の開拓を強化するため、事業の核となる人材を募集します。
「日本のバスケ界、いや、スポーツ界を変えていきたい」 この想いに共感して頂ける志のある方からの応募をお待ちしています。
僕はこれを読んで、てっきりNBLがスポンサーから資金を調達して、ファンのニーズに応えるような運営をすることに全力を注いでくれることと思っていた。ところが蓋を開けてみると、サービスを受けるためにはファンがお金を払わなければならないシステムになっていた。JBL時代には無料で受けられたサービスは、有料コラムというニーズがあるのかどうかも分からないサービスと抱き合わせで、有料化された。
メディアで取り上げられることの少ないリーグだからこそ、オフィシャルWEBサイトがリーグの顔となる。統一されていないデザイン、飛ばないリンク、開幕したにも関わらず多々ある準備中の項目(特にチーム情報)、次から次へと出てくるバグ、貧弱な回線と堅牢性などを改善し、課金や会員登録やログインなどなくても欲しい情報にアクセスできる、ファンに優しい情報提供の場となってほしい。
オフィシャルWEBサイトは酷かったが、ゲームはどれも白熱して面白かった。こちらに関しては、機会があればまた。
wolfy
当該部分は、bjtv同様、ヒューマンアカデミーが噛んでいる部分で、以前からぐずぐずなところです。見たところ、bjtvと大差無いです。以前bjtvも違うシステムの導入も検討したと聞いていますが、コストの問題で無理となったようで、現行システムに落ち着いているようです。
まずは、プロフィッタブルな環境に持って行かないと、これもなくなってしまうような状況ではないかと思います。毎回試合の度に光回線の敷設して削除しているようですし。