11月16日と17日に川崎市のとどろきアリーナで行われた、東芝ブレイブサンダース対日立サンロッカーズのゲームを観てきたのでレポートします。
第1ピリオド
立ち上がりから堅いディフェンスをする日立に対し、スタメンからママドゥを欠いた東芝はどこか動きがぎこちない。均衡が破れたのは残り5分5秒。日立は柏倉がローポストのフェンにボールを落とし、フェンが逆サイドに出したボールを小林が受けて、3Pを沈める(これはなぜか柏倉のアシストが付いている)。
東芝は辻の連続3Pやファジーカスの合わせで得点するも、日立はインサイドアウトからの3Pをなんとトータル連続5本で決める。このあと日立は西村と渡邊を投入。終了間際、東芝篠山がドライブし、レイアップがこぼれたところを勝又がゴール下で捻じ込んで、26-26の同点で終了。
第2ピリオド
東芝はモスと桑原を投入。しかし、第1ピリオド途中から入った菊池がボールのないところでのファウル、そしてパスミスのターンノーバーを犯して波に乗れない。日立はディフェンスが激しくなった東芝に対応し、動きの中からインサイドで確実に得点を重ねる。
この後両チームともレフェリーの軽い笛に悩まされ、不要なファウルが増えて流れが悪くなる。東芝はパスアウトを受けた桑原が確実に得点し、残り6分45秒には30-33の3点差まで追いつくが、菊池のファウルでフリースローを与えるなど差を詰めれない。
残り4分32秒、東芝勝又がボールのないところでファウルを犯し、チームファウルが早くも5つになってしまう。日立はこの後西村と小林が連続で3Pを決め、34-42と点差を8に広げ、点差が縮まらないまま38-46の日立8点リードで前半を終了。
第3ピリオド
後半は東芝が辻の3Pで先制。ディフェンスのローテーションが乱れる東芝に対して日立はインサイドアウトサイド共に確実に得点し、逆に東芝は日立の堅いディフェンスを崩すことができない。一時は43-53と日立が10点をリードするも、お互いにファウルが増えてゲームがこう着状態になる。
残り5分27秒、日立はスミスが4回目のファウルを犯してフェンと交代する。日立はこのファウルで早くもチームファウルは5となる。東芝ファジーカスがフリースローを2本決めて49-54と東芝が5点差まで詰め寄るが、日立はインサイドアウトから柏倉が3Pを沈めて再び引き離す。ここで東芝は辻が強引なシュートを2本落とす間に、日立はフェンがインサイドシュートを確実に決めて、49-59の再び10点差に広げる。
残り4分44秒、東芝はタイムアウトを取り立て直そうとするが、ゾーンディフェンスの外から渡邊に3Pを決められたり、ターンノーバーから栗原がアンスポーツマンライクファウルを犯すなど、差を詰められない。日立は竹内がオフェンスリバウンドやスティールなど、獅子奮迅の活躍を見せ、57-69の12点差で終了。
第4ピリオド
両チームともに最初のシュートを落とす。東芝は栗原がシュートモーションからインサイドのモスにパスするが、これを読んでいた渡邊にスティールされる。日立は竹内を使ったピックアンドロールからボールを回し、フリーで待っていた渡邊がコーナーから3Pを沈め、57-72と点差を広げる。
オフェンスのリズムが乱れ単発のシュートを落とす東芝に対し、日立は多彩な攻撃で追加点を入れ、残り6分59秒には小林の3点フリースローで57-77と差を20点とする。ディフェンスリバウンドが取れない東芝は、ファジーカスや山下の単発シュートで得点し差を縮めるも、日立は広くボールを回し、残り2分43秒には西村が3Pを入れて、64-83と差を19点に広げる。東芝は渡邊から得たフリースローを菊池が3本入れるなどするが、最後は両チーム5ファイルからフリースローの入れあいになり、74-85でゲームセット。
2/3につづく
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