■個人的に感じたこと

川崎のホームゲームは来場者を楽しませる要素が盛りだくさんで、「是非また来たい」と思わせるものだったと思います。その点では満点でした。

しかし、個人的に引っかかる点があったのも事実です。それは「このホームは闘いを盛り上げる場であったと言えるか?」ということです。例えばオフェンスやディフェンス時に流れる、コールを誘導する音楽はスチャダラパーが手掛けていますが、彼らはどちらかというとユルい系のグループなので、イマイチ闘争心が湧いてきません。

「ンゴンゴサンダース」等は中継で聞いたほどユルいという印象は感じなかったのですが、「ディ~フェンス(すっぽこすっぽこ)」というのはちょっといただけないなあと思いました。あれではハードにディフェンスできる気がしません。バスケを知らない人が手掛けてしまうとこうなるのかと悲しくなりました。

また今シーズン着用のセカンダリウェアですが、色目がパジャマにしか見えません。シュタインという学者によると、人間は目から見た色だけを感じ取るのではなく、身体でも色を感じ取っているのだそうですが、ベージュは最も緊張が緩む色だそうです。

セク山氏のDJプレイも楽しく心地よい音楽が中心でしたが、やっぱりなんだかユルい気持ちになってしまうんですよね。「無限に広がる大宇宙」が流れた時には、もうどこかへ飛んで行ってしまいそうになりました。

いろいろ好き勝手書きましたけど、今シーズンは集客とチーム強化という同じ方向にベクトルを向けることが難しい、2つの課題に取り組んだ結果こうなったのだと思います。来シーズンは アンケートの結果を基に、さらにエキサイティングなホームゲームにしていただければ嬉しいです。また機会があれば是非見に行きたいと思います。