第1ピリオド
三菱ボールでスタート。序盤、前日の反省からかボール回しの早くなった東芝は、辻の連続得点で6-2とリードする。さらにゴール下に入ってくる鵜沢を二人がかりで抑え込み、イージーシュートを打たせずディフェンスリバウンドをもぎ取る。追加点が欲しい東芝だが、オフェンスの乱れからのターンノーバーもあり得点に結びつかない。
残り6分35秒、三菱は負傷した安部に代えて中川を投入する。残り5分43秒、その中川からパスを受けたロールがトップから3Pを入れて、6-7と逆転する。その後もオフェンスが形にならない東芝に対し、三菱はスティールからの速攻を連発(なぜかロールのブロックが記録されている)して、残り4分3秒には7-16と9点差にまで広げる。ここで東芝がタイムアウトを要求。タイムアウト明け、ディフェンスをゾーンにした三菱に対し、東芝辻が3Pを入れる。この後お互いに個人技で得点するが、終了間際に五十嵐が3Pを入れて13-21と三菱が8点リードで終了。
第2ピリオド
東芝ボールでスタートするが、三菱がスティールから得点して13-23の10点差に広げる。このあとお互いにシュートを外し、得点が動かない時間帯が続く。残り7分15秒、東芝は広いパス回しからファジーカスがインサイドで得点すると、三菱は五十嵐のレイアップとバスケットカウントから得たフリースローで17-28とし引き離す。残り6分26秒、東芝はコーナーで仁王立ちしていた栗原が3Pを入れ、三菱は直後に五十嵐が3Pを入れ返すが、栗原が再度3Pを入れて32-31とし、一桁の点差を守る。
東芝は堅い守りからターンノーバーを誘い速攻から得点するが、三菱は中川が3Pを入れ返して追撃を許さない。残り4分13秒、東芝はファジーカスがフリースローを2本入れたところで、ファジーカスに代えてサンバを投入し、ディフェンスをゾーンにする。守り切りたい東芝だったが加々美がファウルを犯してしまい、さらにサンバのファウルからフリースローを2本入れられてしまう。残り3分4秒、東芝は加々美のドライブからサンバがゴール下で合わせて得点し、29-36と追いすがる。この後、東芝はサンバが三菱から連続でファウルをもらい、残り1分45秒には三菱は5ファウルに陥る。ここで三菱がタイムアウトを要求。
タイムアウト明け、ディフェンスが厳しくなった東芝に対し三菱ヘールがゴール下を捻じ込むが、すぐさま東芝はボール回しからインサイドでサンバが得点し、32-38の6点差に戻す。この後お互いに得点し、34-40の三菱6点リードで前半終了。
第3ピリオド
三菱ボールでスタート。三菱はインサイドの鵜沢にボールを落とすが、東芝勝又がこれを読んでスティールする。三菱は立て続けに2つディフェンスファウルを取られ、ファウル3つになった田代は五十嵐と交代する。東芝は辻の個人技や篠山のスティールからの速攻で得点するが、対する三菱は五十嵐の連続得点で、残り8分7秒には38-44として差を詰めさせない。
残り7分7秒、三菱は安部のファウルで3ファウルとなり中川と交代する。ここで東芝は加々美に代えて菊池を投入。ゲーム再開後、東芝はボール回しから菊池の3Pで43-44とし、さらに菊池が2人のディフェンスを引き付けて出したパスをファジーカスが入れて、残り6分17秒に45-44と逆転する。ここで三菱がタイムアウトを要求。ここからお互いにスクリーンを使ったジャンプショットなどで得点し、一進一退の攻防が続く。
残り1分12秒、55-57三菱2点リードの場面、東芝菊池のディフェンスに五十嵐が苦し紛れのパスを出し、これを篠山がキャッチして速攻から菊池がレイアップして同点に追いつく。さらに残り13秒、東芝は篠山がドライブからディフェンス2人を引き付けてゴール下の菊池にパスを出し、これを入れて59-57と逆転する。残り3秒、三菱は五十嵐がドライブからパスアウトするが、これを読んでいた菊池がそれをスティールして終了。
第4ピリオド
東芝は開始から24秒守りきり、その後山下のパスアウトから菊池が3Pを入れて62-57と点差を5点に広げる。優位に立ったかと思われた東芝だが、菊池が連続で2回、ディフェンスファウルを取られて雲行きが怪しくなる。東芝はここで菊池に代わって宇田を投入。残り7分2秒、速攻を出した三菱安部に対し、マークしていた栗原がアンスポーツマンライクファウルを取られる。東芝がここでタイムアウトを要求。
タイムアウト明け、三菱は安部がフリースローを1本入れて64-62として、さらに三菱ボールでスタート。三菱はヘールがゴール下でシュートに行ったところ、東芝ファジーカスがブロックに飛んでファウルを取られる。残り6分49秒、早くも5ファウルを重ねてしまった東芝は、ファジーカスに代えてサンバを投入。東芝はディフェンスをゾーンに変えて守り切り、残り5分40秒に辻の個人技で68-64と点差を広げる。
さらに東芝は残り5分2秒、山下がトップから3Pを入れるが、三菱は内海がすぐに3Pを入れ返して、残り4分47秒に71-69と2点差まで詰める。残り4分30秒、三菱ロールがディフェンスリバウンドを取ったところで山下が痛恨のファウル。簡単にフリースローを与え、これを2本とも入れられて71-71の同点に追いつかれる。さらに山下は、速攻に走る五十嵐にファウルしフリースローを与えるが、五十嵐はこれを1本外す。ここで東芝は山下に代えて篠山を投入。三菱はここから2つのファウルを得て、3本のフリースロー成功と落としたフリースローをロールがティップインして、残り2分30秒に75-77とリードする。
残り2分15秒、東芝はフリーになった辻が確実に3Pを入れて、78-77と再逆転する。この後お互いにシュートを決めて1点差を巡る攻防になるが、残り1分12秒、東芝は辻が田代の頭上からロング3Pを入れて、81-83と再び点差を2点に広げる。両チーム共にシュートが決まらないまま残り27秒、東芝は栗原がディフェンスリバウンドを取った田代に対してファウルしてしまい、フリースローを与えてしまう。東芝はここでタイムアウトを要求。
タイムアウト明け、今度は三菱がタイムアウトを要求(これは記録されていない)。三菱のタイムアウト明け、残り27秒、83-81の東芝2点リードの場面で田代はフリースローを2本とも落とし、リバウンドを取られてしまう。早くファウルゲームに持ち込みたい三菱は重ねてファウルするが、時間は減っていき、残り23秒にようやく5ファウルにたどり着く。東芝は辻がフリースローを2本とも決めて、85-81と4点リードしたところで三菱がタイムアウトを要求。
タイムアウト明け、3Pを警戒した東芝のディフェンスに、三菱はインサイドで2本シュートを落とし、東芝篠山がリバウンドボールを取ったところでファウルを受ける。残り9.7秒、篠山がフリースローを2本入れて87-81としたところで、三菱が最後のタイムアウトを要求。残り5.7秒、三菱内海が難しい体勢から2Pシュートを入れて、87-83と4点差に詰める。
残り4.7秒、東芝辻がファウルを受けてフリースローを得る。1本目を入れた辻だが、2本目を外す。このリバウンドを三菱ロールが取ったが、なんとコートの半分近くまで進むまで時計が動かないという事態が発生。ロールが放った3Pは外れたが、怒りの収まらない東芝ベンチはオフィシャルに向かって猛抗議する。結局、88-83の5点差で東芝が勝利しゲームセットとなったが、なぜか試合後に東芝の得点が1点加点され、89点になっていた。
3/3に続く
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