前編より続く

滋賀は前日の大敗を引きずることなく戦い、よく接戦に持ち込んだと思います。しかし、またしても勝ちきれなかったという結果が残念でなりませんでした。

滋賀は、川崎のようにセットプレーひとつで試合をひっくり返したり、三河のようにリードを許しながらも我慢して最後に逆転する、ということができるチームではありません。序盤から速い展開に持ち込み、リードを保ったまま逃げ切るという戦術でないとなかなか勝てないチームです。

並里はそのことを良く分かっていたと思います。だから早くボールをプッシュして、ゲームの主導権を握る展開に持ち込みたかったのではないかと思います。

しかし、マブンガは明らかに疲弊して付いて来れなかったし、オンザコート2ではブラッキンズとの役割分担がきちんとできていなくて、何度もターンノーバーを出してしまった。これで並里のフラストレーションが溜まり、チームに不協和音が出始めたように見えました。

1Qと3Qに点差を広げたものの、2Qと4Qに点差を詰められたということは、オンザコート2が機能していなかったからに他なりません。遠山HCはオンザコート2に固執せず、マブンガに代えてこの日絶好調のサンバを入れるなど、臨機応変に対応してほしかったです。そうすればマブンガがファウルアウトすることもなかったでしょう。

一方の栃木は、ギブスのファウルアウトがあったもの、選手同士でコミュニケートして、最後の最後まで諦めることなく戦い続けました。ベンチは選手をこまめに入れ替えて負担を分散させました。その結果ラスト1分を切って逆転し、1点差で勝利をもぎ取りました。

選手同士のコミュニケーションとベンチワークが勝敗を分けたと思います。コートサイドで両チームの表情を見ていてそう感じました。

ゲーム終了後、出待ちをするファンの元へ滋賀の選手たちが来てくれました。激戦の疲れと敗戦の悔しさもある中、ファンとの写真撮影やサインなどに応じていました。 なかなか勝てないチームですが、この姿を見ているとまた応援したくなってしまうのでした。