東芝は脛骨骨折の篠山に続き練習中に肩を打撲したボーズマンが離脱。
■ 第1ピリオド
バッツのインサイドアウトでから3ポイントシュートで得点する兵庫に対し、東芝はインサイドでの合わせ、ママドゥのゴール下やスティールからの速攻等で着実に加点する。兵庫は根来の3Pシュートや細谷のレイアップで追い上げるが、東芝もファジーカスの3Pシュートで点差を縮めさせない。
中盤に入ると兵庫は緩くなった東芝のディフェンスを突いて、谷の3Pシュートやバッツのリバウンドショットで残り3分39秒に13-15と追い上げる。東芝は辻、兵庫は谷といったシューターがお互いに3Pシュートを沈めるが、終盤に入って東芝がファジーカスを下げるとテンポアップした兵庫は、バッツのインサイドアウトから根来が3Pシュートを決めて残り2分8秒に19-18と逆転する。東芝は辻の3Pシュートやママドゥのフリースローで加点し、23-26の東芝3点リードでこのピリオドを終える。
■ 第2ピリオド
兵庫は道原、東芝は長谷川、大西を投入。兵庫はバッツのインサイドアウトから根来が3Pシュートを決めて26-28として点差を広げさせず、中務と大西の元チームメイトが点を取り合う展開になる。中盤に差し掛かり東芝が辻の3Pで点差を広げると、兵庫はバッツのリバウンドショットで点差を縮め、競った展開が続く。しかし兵庫は、バッツがポップアウトするとゴール下ががら空きになってしまい、東芝はそれを見逃さない長谷川がスペースを突いて、楽々と連続レイアップを決める。
終盤に差し掛かると東芝は、宇田の連続得点で残り2分55秒に36-44と8点差に引き離すが、兵庫もアーリーオフェンスからバッツがインサイドで得点して点差を広げさせない。残り2分を切ると兵庫は細谷が東芝の攻撃の芽を摘みチャンスを作るが得点に至らず、逆に東芝は大西がゴール下で着実に得点して38-46と点差を8に広げる。このまま前半が終わると思われた残り17秒、ゴール下に捻じりこんだナイトともつれた東芝・山下が肩を痛めてコートに倒れこみ、二人目のガードの負傷に東芝ベンチに暗雲が立ち込める。前半は39-46の東芝7点リードで終了。
■ 第3ピリオド
東芝はファジーカスのリバウンドショット、辻のスティールからの速攻で連続得点する。さらにママドゥが連続でファウルを貰ってフリースローを決め、インサイドの合わせからファジーカスが得点して、このピリオド開始2分半で41-56と一気に点差を15に広げる。ここで兵庫がたまらずタイムアウトを要求。
タイムアウト明けも波に乗れない兵庫に対し、アグレッシブに攻める東芝は、辻とファジーカスのバスケットカウントワンスロー、オールコートプレスでボールを奪ってからの辻の3Pシュートで、残り3分27秒に51-72と点差を22に広げる。大量リードを奪った東芝がファジーカスを下げて日本人選手だけでゾーンディフェンスを敷くと、兵庫はこれを攻略できず、道原の3Pシュートも根来のシュートも単発で終わってしまう。このピリオドは60-77の東芝17点リードで終了。
■ 第4ピリオド
兵庫はナイトを投入すると、オフェンスにリズムが生まれ始める。兵庫の激しいプレッシャーにシュートが落ち始めた東芝は、相手のファウルを取ってもらえない辻がフラストレーションを溜め始め、ナイトに不要なファウルをしてゲームを止めてしまう。すると北HCがすぐにタイムアウトを取って選手をベンチに集める。
東芝はタイムアウト明け、PGとSGをこなして疲労が溜まった辻を下げて宇田とベテラン大西を投入。するとその大西が個人技からゴール下でファジーカスに合わせて加点する。兵庫はバッツがインサイドで体を張って東芝の攻撃を阻止するも、ナイトと梁川が東芝・藤井に連続でスティールされて得点に繋げられる。残り5分11秒、65-85と東芝20点リードとなったところで兵庫はオフィシャルタイムアウトを待たずにタイムアウトを要求。
タイムアウト明け、ボールが回るようになった兵庫はバッツのインサイドアウトから中務がジャンプショットを決めるが、すぐにオフィシャルタイムアウトに入り流れが切れてしまう。タイムアウト明け、兵庫はチームオフェンスが機能せずディフェンスでも後手に回ってしまい、東芝に簡単に崩されて加点されてしまう。残り1分57秒、71-92と21点差をつけて主力を下げた東芝は、アーリーエントリーの野本にボールを集めると、野本は振り向きざまにフェイドアウェイシュートを決めてベンチを盛り上げる。最終的には76-94で東芝が勝利した。
2015年3/7(土)赤穂市民総合体育館
PTS:ファジーカス22、辻20、、バッツ21、根来16
REB:ファジーカス13、バッツ17
AST:栗原5、バッツ6、梁川4
STL:藤井3
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